これ知って見ると面白いCMですよ。
今朝は晴れていたのでまたMISSIONBAYまで行き
POKEYを連れて海＆例の噴水プールで遊んできました。
それから学生時代同棲していた（？）インドラ夫婦が家に来ることになっているので
買い物に出かけました。
そしてちょっと仕事もして今掃除を終えました。
では、昨日の続きを書きます。
さてCAFEからのSHOOTが始まろうとしていましたがここはダウンタウンのど真ん中
車の通りも慌しいのです。
ですので撮影に入る瞬間は各通りをブロックして１５秒くらいの撮影を開始します。
一斉に「READY・・・・・ACTION!!」といった感じです。
他のエキストラの方たちはやり直す度に持ち場に戻って
同じ動作を繰り返します。
座りでよかった・・・・・・・・
これも太陽の射し具合とか他の通行人とかが通るのを待って瞬時にスタートする
必要があります。
その度に僕は顔の周りで光を計ってるのかカチカチ測定されました。
そんなにテカってますか？・・・ええ、わたくし・・・曲がりまくってますので。
そしてKIWI側の撮影監督が携帯片手にのろのろ運転して入ってくる
車に向けて「Oh、早く通り過ぎてくれ！」とか
おい、あそこでアイス買ってるの誰だ？！うちのスタッフじゃないか！
カメラに写ってるぞ！」とか真裏のカメラの脇から呟いてるのが丸聞こえです。
その度に僕ととなりの女の子はクスクス笑い出す始末です。
そんなこんなで１０回近くこのセットで撮影して次のシーンに移動です。
今度はCAFEのセットをを取り外し道の反対側からこっち（CAFE側）を移すシーンです。
何回かの移動やシュミレーションを経てまた名前が呼ばれました。
今度もカメラから一番近い位置でしたが端のほうなので車の動きと共に
カメラが動いたときに写るくらいです。
そしてそこでは真ん中にいる少年とサッカーをして遊んでる感じでお願いしますと言われました。
This is the right ONE for me!!!
ジェイソンと名乗る少年と大きい柔らかいボールでパス交換をはじめます。
だけどこの彼「サッカーやってるの？」の問いに「うん・・・・」と答えたきり
ポジションやチームを聞いてもいっこうに口を開きません。
しかもパスもズレまくりで遠くに拾いにいかされっぱなしです。
ボールボーイじゃないんですけど・・・・・・
少なくとも、もうボーイとは誰も読んで貰えない年なのは確かです。
すると・・・
「ＨＥＹ，パスはもう少し高めにもらえないかなあ」
僕：「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ほーう、要求だけはまともじゃないか。
まあいいだろう、じゃあ取ってみろー
・・・・・・・やっぱりね、無理じゃないか・・・
そして少しこっちから小技を見せた瞬間・・・
「何ー今のどうやったのー！！？教えてよー」
ふふふ、初めからそう言えばいいのだよ、少年。
まず右足を・・・・・・・・
監督：「ボールのパス回しはやめてジェイソン君ひとりで
リフティングに変えましょうか。・・・・・あ・・・・・
そちらの方はその様子を見ている感じで・・・・」
えっ・・・・・・
ああ、そうですか・・・
すいませんでした・・・ジェイソンさん、あなたが主役なのです。
僕は陰からリフティングのカウントさせて頂きます（涙）。
爺やの眼差しで・・・
それからこのシーンは終わり昼食が用意されているテントに戻りました。
エキストラ日本・ニュージーランドのスタッフを含めて５０人くらいいたでしょうか。
おのおの昼食を取っていきます。
午後になり小奇麗な女の人が入ってきたので
あー・・・この人が○千ドル貰える主役の人かーと思いました。
男の人はどこなんだろう？？
でも一向に来る様子もないまま次の撮影地VIADUCTハーバーに僕らは歩いて向かうことに・・・
ここにつくとここで撮影は終わりなので終わってサインしたら解散です。
と言われたのですがそこに残されたまま３０分経っても１時間経っても
撮影の兆しはありません。
（１日を通して待ち時間で村上春樹の小説も読み終えてしまいました。）
VALCANEレーンは港にあるお洒落なレストラン・バースポットで
金曜日の３時のこの時には既に陽気にビール片手におしゃべりをしている
人で溢れかえっていました。
あー暑い・・・ビール飲みたいなあ・・・・
そもそもなんでこの国はこんな時間から皆こんなところにいるの？
仕事は何をしているんでしょう？
そもそもこの撮影に集まった人たちは普段何をしているのでしょうか？
怪しい・・・（お前が一番怪しいわ！！）・・・
と思いながら他のメンバーを見渡してみると・・・・
なんだあの黄色いのは・・・
チキン？
どうやら次の撮影の衣装で道でチラシを配る着ぐるみ師の役のようです。
このチキンさんは待っている間に観光客の人気者になり写真を取られまくってました。
だけど我慢しきれなくなってタバコを吸っているところをちびっ子達に見つかり
「チキンがタバコ吸ってる・・・・スモーク・チキンがいるよ、マミー」
美味しそうじゃない！！と近寄ってきた母親に見つかり毒づかれてました（シャレでですが）
そんなこんなで待つこと１時間ちょっと次のシーンが始まりました。
ここもダウンタウンに負けず劣らずの車の慌しさの為１回撮影するのも
大変です。
レストラン・バーが多いので途中でトラックで酒屋が入ってきたりして
それらを待たなければならなくなったりと時間は刻一刻迫ってきます。
この辺ででエキストラたちも待ちが長いのと暑さと撮影がうまく進まないことに
ダレ始めてきました。
するとすかさずウォーターボトルが配られました。
この辺の気遣いがさすがです。
日本人は気配りが素晴らしいなあー
KIWIだけの撮影だったらこうはいかないだろうなあと感心しました。
主役の男性が謎になったまま最後のシーンへ・・・・
同じ通りを反対から撮るといった方法で今度は
僕の近くで車が待機してスタートするということになりました。
助手席には先ほどの小奇麗な女性。
運転席はドライバー・・・・・・
あれっ、なんかおかしいぞ・・・・
朝から見てたはずで何か違和感があったもの。
この人白人ですよね・・・
まあ黒髪だから遠めには大丈・・・・・
あれっ、なんで横と後ろは白髪なんですか・・・・
・・・・・かつら乗っけてるだけじゃないですか！！！
あなたが噂の主人公だったわけですかお父さん？？？
もう遠目から黒い髪というのが分かればいいだけの
誰がどう見てもハッキリとわかるヅラです・・・・
すごい・・・・
このCMスゴイぞー
残念ながら写らなかったこの主人公
そうして最後のシーンを終えたのでした。
本当にどんなCMになるのか想像もつきませんが
数ヶ月のうちには日本で流れるそうなので
この青い車のCMを見た方はご連絡を・・・・
某大手メーカーの方どこかでこのBLOGを見つけても
気分を悪くなさらないで下さいね。
（ちょっとおもしろおかしく誇張してるだけですから・・嘘は書いてませんし）
本当に珍しい楽しい体験をさせて頂きました。
ありがとうございました。
・・・・・僕の父親はT社で働いていました・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
アリなのか？？？。
DAISUKE
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