seafieldschool’s blog

ニュージーランドのオークランドにある語学学校Seafield School of English

NZ&オージー向けパナドールのCM撮影に行ってきました。

昨日はパナドールのCM出演のためにCITYの外れの
撮影所に行って来ました。

まっかちんは朝から保育園のヘルパーとして朝から家を外していて
僕は1時から6時くらいまでの撮影の予定でした。

まっかちんは4時前には家に戻る予定でしたけどその間に
POは一人になってしまうので朝から裏山でしっかり走らせて
疲れさせ待っている間はグッタリ疲れて寝ている=悪さしている暇なし
というのが僕らの作戦でした。

散歩から帰ると案の定POはお疲れの様子で足を洗った浴槽でぐったりと
横になりました。

最近は数時間であれば外において汚れるよりは寝室でおとなしく寝ていることが
多いPOなので昨日も疲れているのでそのまま寝るだろうと寝室において行きました。

そして僕は撮影所に向けて車を出したのですが途中で忘れ物に気付き
一旦家に引き返しました。

家を空けてから戻るまでその間10分程でしょうか。

惨劇はまたおきました。

bed.jpg
僕らのベットのベットカバーは破られベット本体も少しえぐられていました。

あ・・・甘かった・・・。

ここ(寝室)に置いていかれる時はしばらく僕らが戻ってこないことを学習したPOは
今日こそはとばかりに’あこがれのベット’のふかふか具合を確かめ
そのマシュマロのようなやわらかさに歯を立てずにはいられなかったのです?!

pokey93.jpg
吸い込まれそうなやわらかさだわぁ~(昇天)

もしも僕が忘れ物をしないで戻ってこなかったら・・・・

それを想像するととても恐ろしいです(寒っ)

とにかくその後結局POを外に出してまた出かけました。


1時少し前くらいに着くようにして下さいと言われた僕が到着したのは
1時10分前ほど。

スタジオに通されると出番が来るまで控え室でお待ち下さいと
言われました。

そしてその控え室に入ると・・・

知り合いだらけでした(笑)

カフェで仲良くなった人、以前の取引先の人、引越しの手伝いをした人、
そしてここでも書かせて頂いた学校のカウンセラーの方(この方は付き添いでしたが)

久しぶりに会った人ばかりだったので色々話をして声が掛かるのを待ちました。

その後僕が呼ばれて衣装チェックと言われましたが結局僕が着ていた服でOKで
ネクタイだけ向こうの指定してきたものを付けることになりました。

帰ってきてからも色々な人と最近のNZ事情やお仕事のことなどで
楽しく話しているうちにあっという間に1時間が過ぎてしまいました。

あれっ・・・随分遅いなぁ・・・と思う頃KIWIのコーディネーターの人が来て
もうすぐ始まるから今のうちにトイレに行っておいて下さいと言われました。

確かに待っている間に置いてあった飲み物を皆何杯も飲んでいたので
トイレに次々に駆け込むのでした。

そしてそれも落ち着いたのですが一向に声が掛かりません。

おかしいなぁ・・・

更に一時間が経過しました。もう3時です。

すると何度かCM撮りの経験のある方が
「待つのもCM撮影の仕事のうちなんですよ」
と言っていました。

更に「この分じゃ撮影開始は5時くらいだろうね?!」と
本気とも冗談とも取れるようなことまで仰っていました。

5時て・・・・

待ち時間4時間ですか?!!

ありえません。

考んっがえ・られへん!!(キムキム兄やん風)

一通り皆さんと話をすると、こんなこともあろうかと持ってきていた
例のオーストラリア政府公認エージェントの試験のための
プリントを読みながら僕はひとり勉強を始めました。

まあでもそんなことしてると珍しがって皆に色々聞かれて応えているうちに
いつの間にかまた談笑に変わってしまうのでした(苦笑)

そして声が掛からないまま4時。

またさっきのコーディネーターが来て
「ごめんなさい、撮影が押しています。6時を少し越えて終わる可能性もあるけど
予定がある方は出来れば調整をして下さい」と言いにきました。

ふぅ・・・・
こりゃあ下手したら本当に5時コースだ。
なんともアバウトな世界ですね。
こういうオーガナイズをする人はクリエイティブであれば時間配分
(その分に掛かる経費)も多めに見てもらえるんでしょうか?!

まいっか、6時を越えたらエクストラ(残業代)も出るらしいので・・・

そうこうしていると4時半頃ケータリングサービスの車が入ってきて
僕らの待っていた控え室(倉庫?)の中でテーブルから配膳までを
開始しました。

えっ??

「なんですかこれっ?」と聞いてみると

今のシーンが終わったらスタッフのランチです。

と言われました。

おいおい・・・・

スタッフのランチが5時ってのもスゴイけどじゃあ5時から
ランチ取って撮影開始は終了予定時間だった6時からってこと??

え・えらいこっちゃぁあ・・・・

でも相変わらずコーディネーターの人は気は遣ってくれているみたいで
「もうすぐなので今のうちにトイレに言ってきて下さい」を繰り返すのでした。

あの・・・僕らその言葉を信じてもう何回トイレ往復してるんでしょう?

その度に結局帰ってきてまた待って飲み物飲んでトイレ行っての繰り返し、
おなかタプタプです。

そして案の定5時過ぎからスタッフが一気に僕らが待っていた倉庫に押しかけ
ランチを取るのでした。・・・・おいおいもう5時半ですよー!!


そして遂に6時過ぎに撮影開始です。
(終了時間以降に開始って・・・アリですか?)

panadol.jpg
セットはカラオケバーで飲んでいる日本人の一行という
シーンで社長役の年配の方とその取り巻きが3人ステージの上で
気持ちよく歌を歌っています。

そしてなぜか?その彼らのまん前に立って手拍子をしている4人。
その中の一人が僕の役どころでした。

カラオケを立って囲んで応援する人っていますか?
なんか・・・まだちゃんと分かってませんよね?!

ただ「手拍子をしてノッている感じの動きをして下さい」とだけ言われ・・・
但し手は本当には叩かない。声も出してはいけないと言うことでした。
またカラオケを歌っている前の4人も歌っているふりだけで声は出してはいけない
つまり
口パクです。

というのも・・・・

メインの主役は背の高いKIWIの女性で僕らをバックに
「PANADOL.....ITS YOUR CHOICE」という台詞を言わないといけないのです。

だから僕らは決して音は立てては行けないのです。

というか・・・・こういうナレーションみたいのって後から入れたりするんじゃないんですか?
だから僕らは音を出してはいけないって・・・・

まあ僕らは手拍子だからいいとしても口パクは・・・
見ている僕らもついつい笑いを堪えるのに必死です。

だって僕らは手拍子を取りながらその楽しそうに歌っている風の
口パクを見ている訳ですから・・・

一回社長役の方は思わず長い口パクに耐えられず噴出してしまったくらいです

そんな訳でこんな無声CMを色んな角度、方法(立ったり座ったり)で
撮りました。

ただ気になるのはこのCMの趣旨です。

パナドールとは前に書いたようにバファリンのような頭痛などに効く
薬です。

そして僕ら日本人一行が気持ち良く酔っ払って?カラオケを楽しんでいるところを
接客役のKIWIの女性が「頭痛いわ」という設定。

そしてパナドール飲んで(こんなイタい一行相手でも)
元気になりましたという絵が見え見えです。

頭にネクタイ巻けなんて言われないだけまだマシだったんでしょうか?!

なんか日本人の団体ってまだKIWIの間じゃあ酔っ払ってカラオケしてって
いう固定のイメージがあって皮肉られているのかなぁ?とも思いました。

まあ決して悪い意味じゃないんでしょうが
まだまだ僕らも日本人のイメージアップに努めなきゃと思う
外国に住む日本人なのでした。

そして結局撮影が終了したのは7時半。
5時間待って1時間ちょっとのお仕事。

僕らは何もしないで待って紅茶飲んでる時間までしっかり
結構なレートでお金もらえるのでいいのですが
そう考えると支払いだって安くないですよ。

もう少し時間配分考えたら大分コスト削減できるのに・・・
これがクリエイティブな世界なんでしょうかね?

スゴイ世界です。

DAISUKE

・・・・ちょっと落ちてきました。
どうぞ皆さん応援を宜しくお願いします!!
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