seafieldschool’s blog

ニュージーランドのオークランドにある語学学校Seafield School of English

最後の瞬間は家族とニュージーランドで・・・

今日はクィーンズバースデイと呼ばれる祝日でした。

POは手術の晩から普段の元気さを取り戻してしまったのはいいですが
抜糸が終わるまで動き回れないので欲求不満のようで
よく吠える週末でした。

さて週末の土曜日はFUNERAL(お葬式)に出席しました。

しばらくNZに一時帰国しているTのお母さんが亡くなったのです。

もともと今回のTAKUROの帰国はお母さんと家族が最後に
同じ時間を過ごすという目的のもと集合したのです。

日本でも治療を受けていたそうですが状態が良くないことが分かり
もう手術も施せないほどの状態だと分かった時に家族で
最後にニュージーランドで過ごそうということになったらしいです。

僕は正直こっちにいるときにお会いしたことはないけれど
その決断と潔さに感心しておりました。

しかも実際のお葬式に参加された数々の方からその
人と生りを知ることになるのでした。

当日は式開始まで曇り空。
僕らもサッカーのメンバーで集まって式場に向かいます。

実際服や香典?など分からないことも多かったのです。

仏教の葬式に則った方法で式が始まるとありましたが
こっちではお葬式の時が白いネクタイ。
結婚式が黒いネクタイと日本と反対なのです。

僕は黒いジャケットとパンツにネクタイはしないことにしました。
香典という方法も日本独自だと思い小さな花だけ買って行きました。

式場は家からも車で10分ほどで友人TIMの家から皆で行きました。

曇り空から一滴の雨が落ちてきて今にも本格的に降り出しそうでした。

厳かな雰囲気の中Tが僕らを見つけて
「ありがとう」と礼を言いに来ます。

軽く挨拶を交わして席につくとざっと周りを見渡し
日本人からKIWIまで様々な人たちが列席していることに
気づきました。

そうこうしている間に雨は激しく会場を打ちつけ式が開始する頃には
大きな音が天上から聞こえました。

まるで本当に皆の涙なのか?と感じるくらいのタイミングで降り出しました。

式はゆかりの方の挨拶があって、日本語で話したり英語で話したり
そうかと思えばKIWIのお坊さんが英語でお経を唱えたりと
「なかなか今までにない式になると思う」と前にTが言ってた通りの
式でした。

会場からむせび泣く声や嗚咽が聞こえTがお母さんに
捧げる歌といってギターを片手に皆の前で歌いきった時・・・

funeral.jpg
不覚にも僕も貰ってしまいました。

涙声になりながらも最後まで歌いきったT。

やっぱりアイツの声や歌には人の心に触れる何かがある。

お母さんも最後に息子のその歌が聞けて満足なことでしょう。

そして最後の時と分かって日本でやるべきことや
家族・友人に挨拶をして戒名まで貰い自分の棺まで自分で選んだと
言われるお母様。

最後の時は日本ではなくGLENDOWIE(僕らと同じ地区)
の海の見える家で安らかに過ごしたというお母様。

とても強い方ですね。

家族といつも笑っている笑顔の写真が印象的でした。

そして式が終わると共にあれだけ強かった雨は止み
太陽が顔を出すのでした。


ご冥福をお祈り致します。

T、お母さんにもその声が届くように東京でも頑張れ!

早くHEY3出演しておくれ!待ってます。



DAISUKE


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