seafieldschool’s blog

ニュージーランドのオークランドにある語学学校Seafield School of English

パスとドリブル(カップ戦)

また随分空けてしまいました。

その間3試合色々ありました。

いいことも悪い事も・・・

とりあえずリーグ戦の記録と第6戦を(他で書いていたものを)転載。

******リーグ戦(パスとドリブル)****************

昨日は大雨の中サッカーの試合がありました。

開始直前に止んだもののピッチはぐちゃぐちゃ・・・そして途中もドシャ降りに強く振りました。

開始前のアップでIPOD聞きながらフィールドの周りを走る。
それが今年の習慣なのだけど走ってみると・・・

このピッチひど過ぎるぞ・・・

水田のように泥と草の部分が分かれてるし草自体なんだこれ・・・牧草ジャン!?(確かに隣はファームだったけど・苦笑)すっごい深い芝。いや雑草。

日本の土のフィールドよりもヒドイ。これじゃあボールは転がらないし泥で足は取られるしまともなゲームできるのか?!と思いました。
(冗談じゃなく田んぼと牧場でサッカーしてるようなもんです・・・ワースト記録だと思う)

ま、それは相手も同じ条件だけど「なんだかなぁ・・・」という思いは開始前からありました。

それと昨日のゲームは普段のリーグ戦ではなくカップ戦といきなり言われました。
Jリーグに例えるならリーグ中のナビスコカップみたいな試合。
ま、負けたら終わりですね。

で、相手は・・・・・大学生?!うわぁー若いなぁ・・・・

ちょっと昔ならこの時点で運動量や速さで勝てないかもという思いがどこかであったけど
今は運動量で負けない自信もあるしそれ以上に経験値が役に立つことがあることを実感していた。

また若いコはどんなにガタイがゴッツくても大人ほどガンガンぶつかって来ない事も経験していたので玉際で
負けないだろうな・・・と思っていた。・・・が・・・

ウチのチームのキーパーが来れないとかで急遽FWの1人165cmくらいじゃないの?!がキーパーになった上に
1人少ない10人でスタート。おいおいおい・・・。

それでも序盤はウチが攻め入り何度も決定的場面があったけどものの見事にゴールの枠から外れる(自分も含め)
FWに配置されたウチの新しいプレーヤーは突破のドリブルがうまく一人で切り込んで何度も決定的場面があった。

こりゃあいつ先取点を取れるかな・・・と皆が思っていたが・・・

向こうのセンタリングの簡単なボールを即席キーパーがポロっと溢しそこを突っ込まれ失点!!!NOOOOOO
雨の日に即席キーパーなんてやっぱり致命的だ・・・。

その後アンラッキーなPKを与えて更に失点。2-0

コーナーキックからのヘディングで1点を返し2-1で前半を終える。

監督が「ゲームメイキングではウチが勝ってる。シンプルにやろう。焦らずに耐えるんだ。勝てるぞ」と。

「そしてDAIは右バックで新人FWを真中MFに・・・」

えっ・・・・・?!


右バック??

俺ディフェンスの動き全然分からんよ!と言おうと確認したらチーム内に省略したら僕と同じ名前の
奴がいて(いい加減覚えろよ・笑)僕の事じゃなかった。

結果・・・僕とこのドリブラーの新人とで真中のMFを組めということだった。

確かに面白い組み合わせかも・・・と僕自身も思ったし、後半はウチのペースになると思っていた。

最近特に良く思うのだけど白人KIWIは後半になるとドッと運動量が落ちる傾向にあるし
僕の調子が上がってくるのも後半からだと最近実感してたからだ。いいパスが出ればチームにもいいリズムが生まれる。


だけど若いだけあって彼らの運動量は落ちなかったし、僕の気持ちの中にハングリーさが消えていた・・・。
もっと言えば楽しむ心を忘れていた。

何度かいいパスもあったけどことごとく外すFW&新人。

そして僕自身もPKのチャンスも外した。

負けた後も悔しい気持ちもなければ思った事といえば「(倒されたので)背中まで泥だらけだ・・・奥さんになんて言われるだろ?」だ(苦笑)

ベンチに戻った後もチームメイトや監督が色々慰めや気持ちの切り替えをしようと話をしている時も
何か現実味のない世界にいるようだった。(勝ったにせよ負けたにせよサッカーの後じゃないみたいな気分・・・)

帰り際に僕一人しかいないところに監督が近づいてきて僕に言う。

「DAI・・・今日は残念だった。君が一番フラストレーション溜まってたのは外から見てて良く分かったよ。
今日のゲームはいつもと違う。あの若い新人はウマイんだけどな・・・・自分ひとりでやり過ぎだったな・・・」と

んっ?・・・・・


なるほど・・・そうか・・・・。自分で気付いてたはずなのにこの脱力感はそれでか・・・。

新人君はドリブルはウマイ。素晴らしレベルだ。
だけどこんなグチャグチャのフィールドでは彼の普段のイメージ通りにはボールを運べないだろうし
中盤のMFに下がってもそれをするもんだから危険な位置でボールを奪われることもあった。

そして何よりもボールを持ってもパスという選択肢がほぼないに等しかったので
サポートをしようと僕自身が彼の動きに合わせて一緒に走るということをしなくなった。

彼がボールを持ったら(僕は)後ろから見ているだけの時間がきっとあったに違いない。

まぁ彼だけじゃなく個人の突破に頼った攻撃が後半は目立った。
そしてことごとくシュートは枠の外へ・・・・皆仲良く本当に外れたな(苦笑)

ドリブルって・・・魔物です(笑)

一番自分を表現しやすい武器だし相手を颯爽と抜いていく気持ち良さは味わったらなかなか抜け出せない。

僕もそういう時代(玉離れが悪いと味方に皮肉られる事・笑)もあったけど幸か不幸か足が早いタイプのドリブラーではなかったし体重も増えたし・苦笑
ドリブル以外にも相手の予想を裏切る(ダマ)すプレーがあるんだと知ってから、そっちに夢中になった。

KAZUに憧れてサッカーを思い出しているうちにこのプレースタイルに衝撃を覚えた。

勝ち負けも大事だけどやっぱサッカーは楽しまなきゃね。

http://www.youtube.com/watch?v=NT0VfoUDboE

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