seafieldschool’s blog

ニュージーランドのオークランドにある語学学校Seafield School of English

海外で働くということ/僕のニュージーランドの軌跡3

またまた長いですが昨日からの続きです。
インターンシップから海外で働くということについての私見です。

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このインターンシップ。

僕はこれから先、現在の仕事の他に
こちらにも力を注ごうと動いています。

カフェ、レストラン、語学学校、留学代理店、旅行会社、ホテル等
既に何件かオファーを貰っています。

なぜ今またインターンなのか・・・?

それは一つには最近よく書く日本人の若い人に
インターナショナルな環境で経験を積んで外国に負けない。
もしくは外国でも通用する人材になるトレーニングの場を提供したいと言う事。

もう一つは最近特に増える移住、永住の問い合わせの際に
実際に働く経験を提供できればそのチャンスももっと増えるであろう事。

その為に僕は以前やっていたこのインターン(就労体験)の
プログラムに力を注いでみようと思います。
まぁこのプログラムには難しい側面も実際結構あります。
失敗経験もあります(苦笑)

でもその失敗が始まる経緯も今は分かっています。

一番多い質問で「インターンの後、仕事を保障してもらえますか?」
というものがあります。

・・・・・・・・・・・・

もちろん0ではないと思います。いい人材で人手が足りなければ
もしくは雇っても元を取れる。もっとメリットを持ってくると
思わせることが出来れば。

だけど僕はいつも思うのですが「100%の保障」がなければ動けない
ということであれば残念ながら海外で就職するのは難しい(メンタル)
と言わざるを得ないと思います。

もちろん誰だって失敗したくないし、家族が絡んでくれば
自分の就労の失敗=家族にも大きな影響を及ぼす事になるので
慎重になるのは当然だと思います。

だけど・・・

自分が雇う側の人間だったとしたらまだ会った事もない人に
フルタイムの仕事をオファーすることを保障するでしょうか?

(*注:期間を設けて有給でインターンを手配すると言う事は
可能ですがフルタイムでジョブオファーを貰う場合を指します)

それでも渡航する前に仕事を保障出来るなんて事は
よっぽど特殊な能力がある人。もしくは現地の人でもやりたがらず
常に人手が足りていない場合を除いて難しいと思います。

日本にいると守られていることも多いと。こっちに来て初めて分かるようになりました。

だからそれに慣れている頃は色々と違和感もありましたが
今、国の外に出るのをためらう人が多いのもそれによるものだとよく理解できます。

一旦国を離れれば保証はありません。

でもだからこそ僕に限って言えばそのおかげで今まで使ってなかったような
脳の端っこの方から知恵を搾り出し、色々な人の助けをもらえるように
次を考えて動き、ゼロから始めるシンドさと共に楽しみを覚える事ができました。

昔(オーストラリアに行く前くらい)の自分の感覚のままならそうやって
自分で考えて動くということすら頭に浮かばなかったのではないかと
容易に想像できます。

思い返してみれば保障という感覚を捨てることから始まった
僕のニュージーランド・・・もっと遡ったらオーストラリア生活でした。

結局は保障なんて言葉に期待せずその就労体験、そこで出会う人、
仕事内容を通して次のステップにつなげて行こうという動き、マインドが
本当に次につながるんだと僕の周りを見ていても本当にそう思います。

例えばこのインターンの中でも自分を見てもらう前から雇ってもらう事を求める
「受動的」姿勢ではなく、自分をアピールし認めてもらう努力をする「能動的」
姿勢という感覚でしょうか?

書き方が難しくて誤解をされると寂しいのですが
「こういう風にやったから僕らは働けた!!」と声高に言いたいのではなく

ニュージーランドに限らず日本を離れた地で長く生活を
視野に入れているのであればどうしてもこの保障って感覚を
捨てる、もしくは変えて行かなきゃ行けない時が来ると思うのです。

日本に居る間はなかなかその感覚がとても高いもののように見えるかも
しれませんが本当にやる気だったらこの国は
その得意の公正(フェア)さを持って(笑)迎え入れてくれると僕は思いますが。


実際に永住となるとその後に保障は帰って来ますが・・・
その分税金は高いですけどね(苦笑)

随分脱線してしまいました。

もしかしたら過去の会社にも関わるので前回の記事は長くUpできないかもしれ
ませんが僕はあの会社で新規事業、初めての部門責任者経験も含め
本当に色々な経験をさせてもらいました。

周りにどんな風に思われていたとしても貴重な経験の数々と出会いでしたし
あの時代がなければ今の僕の生活はあり得ません。


あの部屋が本当に懐かしい・・・。


今は皆離れ離れになりましたが、面白い事に以前学校、代理店の懇親会みたいな
席に出たらその会社出身の人がまだ沢山いて(笑)・・・・

皆あの会社の経験を積んでこのニュージーランドで
生き残る術を学んだのかもしれません。

戦友としていつかまた皆で飲みたいですね(笑)


僕の軌跡はもうちょっと続きます・・・。

当時のお写真出てきました・・・・・わ・かい・・・・(苦笑)


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