seafieldschool’s blog

ニュージーランドのオークランドにある語学学校Seafield School of English

アジアと日本と外国/コラム「Preニュージーランドと私」


僕は年々ニュージーランドを観光や留学もそうですけど
それ以上にここでの生活・生き方というものももっと日本の人に知ってもらいたい
という思いが強くなってきています。

それは僕自身がここに住んでることで「今まで日本で生きてきた常識だけが
全てではないんだ」という事に気付かされてきた事と
(決して日本の常識が外では非常識という意味ではなくて)

特に若い人に対して「良くも悪くも既にどの分野でも競争相手は国外にまで及んでいて
好むと好まざるにかかわらず外国や、外国人とのやりとりはどうやったって
避けて通れないからそのコミュニケーションを経験してもらいたい」という思いからです。

特に他のアジア勢の動きを見てると他国に出て色々なものを吸収してその経験を帰国後
自国で生かしてもらうという動きが見られます。

分かりやすい例で言うとお隣韓国は政府が色々な国の色々な大学、専門学校、語学学校の
プログラムの中から「これは実践的で韓国にとって将来有望な人材を育成できる」と思われる
プログラムに対して奨学金を払います。

僕の勤める学校にもある時韓国のエージェントさんが僕にこの仕組みを教えてくれて
「ぜひこの学校のプログラムも申請してみよう」ということになり去年からこの
韓国政府のサポートされる学校のひとつになりました。

この奨学金は1本ではなく色々条件があるみたいですけど基本的に
1年の専門学校の修了の後に現地でフルタイムの仕事を得ると言うことが前提だそうです。
(一定数を確保しないとペナルティも払わないといけないとか・・・)

つまりよくある奨学金のように選考までには色々手を掛けて基本的に「学業」
をサポートするのに対してこのサポートは「現地でしっかり働いて国に戻った時は
お国のために(日本を含む)外国人にも負けないようにその経験を生かしてくれたまえ」
って言ってるんですね。

国が積極的に若い人を外に出して国際的にも競争力のある人材を作ろうとしていますね。

片や日本は・・僕が調べる限りでこのような制度を国を挙げてやろうという動きは見られません。
あくまでも行くなら個人で・・・というスタンスでしょうか?!

そしてその個人は海外よりも今の仕事を得る事に必死。
とてもそれどころではない・・・。

正社員になることに必死・・・。

NZに来たての頃にお世話になってた昔のボスがあの人らしい物言いで(笑)
この「正社員」に固執する日本人についてブログを書いていました。

ニュージーランド起業家日誌より

僕もこの状態は怖いなってずっと思い続けていました。

今のこの日本と韓国との差を自分の目で見るだけでも
「いや・・・これは10年後にはどんだけの差になるんだよ?!・・・」
と感じずにはいられません。

(因みに韓国人のスタッフに調べてもらいましたが大学生の就職率は59%で
大卒だけで仕事がなかなか見つからないのは彼らも同じです。だから国外に出て
英語の資格を取って就活をするというのが既に常識になっているとのこと)

そもそも僕が23・4歳の頃に一番最初に外に目が向いたのは
不動に思われた大企業がたったひとつの過ちで崩壊していく様子や
若い人がクビを切られていくのを見てからで

「うわ・・・これは正社員だからって安心してたら何が起こるかわかんないぞ・・・
何か武器を手に入れないと・・・」と感じたのを覚えています。

そこで(当時25歳が上限だった)ワーキングホリデーの存在を知り
今しかないと思いその「何か」を手に入れにお隣オーストラリアに飛び出したのでした。

その「何か」が手に入ったか今でもまだ分からないし、今でも・・・
いや、日本にいた頃よりもむしろもっと安心してたら何が起こるか分からない
という気持ちは持ち続けています。

一度その準備を怠りこの国でも痛い目をみましたから(苦笑)。


だから「正社員」なんて言葉に安心する前に雇用体系、人種、国籍にこだわらずに
どこでも戦える武器が必要な時代なんだと今でも強く感じています。

若い人に本当に一度は国の外に出る事を経験してもらいたい。と強く願います。
その為にも僕にも出来る事はまだまだあると少し動き始めています。


ちょっと前にニュージーランドのブログをつなぐブログ。

そしてその中で「ニュージーランドと私についてのコラム」
という事を書かれてる方からコメントを頂きました。

日刊ニュージーランドライフ

もっと多くの人にニュージーランドを知ってもらいたいし
その目的でリンクが増えるのは大歓迎だと思い
参加させていただく事にしました。

そして「私とニュージーランド」についてのコラムを書こうと・・・

その導入で書いた今日の記事なのに・・・・相変わらずの脱線王(苦笑)

ニュージーランドというよりは「海外に出る事のススメ」みたいな感じですが・・・

まぁ一応この記事も次回以降ちゃんと「ニュージーランドと私」に繋がる・・・・はず


・・・・と思います・・・。



・・・だといいなぁ・・・・。