seafieldschool’s blog

ニュージーランドのオークランドにある語学学校Seafield School of English

ニュージーランドの同性愛者を親は・・・・

さて(ほんっと久しぶりに)1日2回目の記事です。

今晩は夜からレストランの仕事がありました。
正直言って、まっかちん的には(僕が)もう昼もかっつり仕事してるし
小えびも手間がかかるので「夜は辞めてもらいたい」という気持ちもあるし
実際そう言われたことも何度かあります。

だけど・・・・この仕事もすごく楽しいし昼が忙しい時ほど
ストレス解消になったりするのです。

98%NZ人のお客さんの中でウェイターとして仕事を
するのは勉強になることも多いし生のKIWIの生活の
話を聞ける場面も多いのです。
そして働いているスタッフの人たちがとても気持ちのいい人たちばかり。

だから今度は僕が夕方家に帰ってきて小えびの世話をして
まっかちんが何日かこのレストランで働くことも検討しています。
(その間は僕が小えびの面倒をみるということです・・・・がまっかちんは不安らしいです?!)

まっかちんにとっても小えびと離れて外で過ごす時間ができることは
悪いことじゃないと思うし。

なにより僕らはこのレストランのファンになってしまい
僕がオフの時やお客さんが来た時は客としてわざわざ店に行ってしまう程です。

ホント、毎回予約をいれないと座れないほど忙しいのですが
昨日のお客さんの中にゲイの方がいらしたそうでウェイターの
子達から色々話を聞いて思い出しました。

ああ・・この国ってこのゲイさん達がおおいんです。

NZでは同性愛者の同棲者はCIVIL UNIONと言って(異性で)結婚している人と同等の
扱いが受けられるほど地位が高くなんとか大臣もカミングアウトしたほどOPENなのです。

そんなこの国で出会ったカルチャーショックの話をちょっと・・・

3年ほど前僕はKIWIの女性2人+僕でフラットをしていました。

彼女たちはとても気さくで友だちも多く毎週末家でパーティーが
繰り広げられるような家でした。

その中にいたんですね。ゲイさん・・・

まだ若く男好きを公表していた彼。

もともとはここのフラットメイトだったみたいでしょっちゅう
この家に顔を出していました。

これはオレ狙いですか???と心配したことも・・・・ないです。

30男のヒゲ面にはまったくモーションをかけてきませんでした・・・

(こう書くとモーションをかけて貰いたかったみたいですか!?)

まぁそんな彼ですが21歳の誕生日を迎えることになりました。

こっち(NZ)の21歳の誕生日と言えば友だちやら家族やらを呼んで
大きく祝うのが慣わしです。

フラットメイトの僕らは3人とも誘われてその日3人で仲良く会場に向かいました。

かなり広めのクラブを借り切ってしばらく待っていると
2M級のおかまちゃんのマッチョマンとかクネクネした人たちが
たくさん入ってきます。

あ・・・・あかん・・・あきまへんでぇー

あんな2Mに来られたらもうなす術ありません!!


ですがここでもモテなかった30男です。
フー・・・怖い怖い。

良かった・・・けど彼らはどういう男の人にグっとくるのだろう?と
単純に興味が沸きました。(2秒くらいだけ)

そんな異様なゲストが数多く集まる誕生日会もいよいよ佳境。

最後に今までの彼の生き様などをお母さんが皆の前でマイク片手に
語ります。

「彼が生まれた頃は・・・・・・・」と感動的なエピソードを綴って
最後にその息子がお母さんの肩を抱きながら

「MUM(マム)紹介したい人がいるんだ・・・とても大事な人なんだよ」

と言ってステージに現れたのは・・・・

「彼の名前はジェームズ・・・僕の大切な恋人なんだ」


一同「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」(何が起こるんだ?)


そのMUM:「嬉しいわ・・・・息子が一人増えたみたい。よろしくね」


一同「 ヒャーヒャー、ピーピー」・・・・・・・・・・・うるさい!!

ス・スゴイ・・・・

なんですかこのOPENマインド!!

日本では絶対見られない光景です!!!

もちろんお母さんも彼がゲイって聞いてから色々葛藤はあったんでしょうけど
自分の価値観じゃなくて本人が幸せなら私も応援するっていうスタイルに
ちょっと感動すら覚えました。

僕なら・・・・小えび(THEO)がそんなこと言い出したらどうなるでしょうか?
やっぱり簡単には受け入れられないでしょうし大勢の前でそれを公表することを
認められないんじゃないかと想像します。

そういう意味でこのお母さんには究極の愛情を感じました。

スゴイ・・・・


そんな感動をしている横からお父さんが紹介されステージに上がります。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



なんでスカートはいてるの??


・・・・・・・・なんだ彼の生き様は血じゃんか?!


お父さんノリノリでバクパイプを咥えスカートをはいて演奏しています。


男女、そしてその中間の人?!色々な友だちが集まってくれるこの彼。
色々なものを乗り越えた(だろう)後、全てを受け入れたお母さん。
葛藤すらなく息子の全てを祝いたい(感じの)お父さん。

とてもステキな家族だと思った一日でした。


いやぁ・・・久しぶりのカルチャーショックでしたね。


theo25.jpg
小えび「僕ちゃんダディと違ってドングリまなこだからKIWIの男の人にも
モテるかもよ?!」


ダメ!!


頭の古い日本人のダディは許しませんでぇー・・・・

って言うか内股じゃちゃんとサッカーできないぞ・・・息子よ。
目指そうぜ。サッカー日本代表凱旋帰国!!




ゲイのお父さん以上にこのオヤジが痛くなってきたのでこの辺で・・・・

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